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低重心型平行二輪機構

写真 次世代型ビークルシステムとして活躍する低重心型平行二輪機構を目指して研究開発を進めています。 低重心型平行二輪機構は、電源やアクチュエータ、制御システムを車軸よりも下部に配置しており、電源や制御システムの故障時においても自立する安定な振子構造を有しています。 また、走行時の外乱による車体の傾斜および揺れは、車体に内蔵したバッテリーなどの重量物をカウンターウェイトとして駆動させる自立制御によって安定化されます。
そのため、平坦な道だけでなく、斜面や不整地でも車体の傾斜と揺れを抑制し、安全・快適に人の移動および荷物の搬送を支援できます。

写真は着座して操作する二輪ビークルです。弊社製の2軸力覚提示ジョイスティックで操作し、前進・後進・その場旋回を直感的に操作できます。 低床で乗り降りが簡単、スマートなこのビークルは、移動の可能性を飛躍的に広げます。

この技術は、2014年11月に特許を取得しました。

納入実績:学術機関




TAIRA 2sは改良された特殊ハブ機構と重心移動機構を採用し、高負荷時の高速走行と車体の前後方向の傾きの水平化を実現します。 さらに、構造の変更よるさらなる低重心化、車輪カバーの採用や頭‐胴間の隙間短縮などの安全対応を行っています。
3D-LiDARの3次元計測とカメラの画像認識を駆使したセキュリティ・サービスロボットに応用できます。


TAIRAは独自の駆動機構(特殊ハブ機構)により高回転と高トルクを両立し、高負荷時でも高速で走行できます。 また、胴体に重心移動機構を内蔵しており、全体の重心バランスを調整して走行中や斜面で前後方向の車体の傾きを水平化できます。
人の付添・案内、敷地の巡回・監視・不審者の追跡などで活躍するロボットに応用できます。
収穫物を運ぶ二輪ビークルです。片輪が段差に乗り上げても荷台の傾きを補正し、人の力をアシストして移動するので一人で楽に搬送できます。
着座して操作する二輪ビークルです。ウェイトによる安定化制御の他、シートが前後に駆動して搭乗者と車体の重心バランスのズレを補正できます。
食事を運ぶ二輪ロボットです。ウェイトによる安定化制御および制振搬送システムによる、飲み物を揺らさない高速搬送の実現をめざしています。

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